2008年度 入試情報 大学   短期大学 受験プランニングガイド

part2 入試の基礎知識 編 大学・短期大学入試の基本を押さえて、実力を最大限に生かせる入試方法をみつけよう。

推薦入試を知る

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推薦入試の基本
推薦入試とは?
その名の通り、誰かの「推薦」を得て、出願する入試。もともとは、学校長の推薦を必要とするタイプがほとんどだったが、最近では、受験生自身が推薦書を書いて提出する自己推薦など、多様な推薦入試が行われている。

推薦入試のメリット&注意点

メリット
●比較的早い時期に合格が決まるため、早めに入学準備ができる
●高校生活全般を評価してもらえる
●出願から合格発表までの期間が短い
     
注意点
●評定平均値の低い人や欠席日数の多い人は注意が必要
●専願制の推薦入試では、合格後に入学を辞退できない
他の入試方法との違いは?
一般入試に比べると、選考の開始が早く、高校での授業態度や成績、生活態度などが評価される。また、ほとんどの場合、学力試験を実施しないのも特徴。
2009年度入試はどうなる?
推薦入試の募集人員の一部を、AO入試やセンター試験利用入試といった他の入試に振り替える学校も出てきてはいるものの、推薦入試は募集人員全体からみれば、大きな割合を占めている。特に、私立短期大学では主流の入試方法となっているので積極的にチャレンジしよう。
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こんなキミにおすすめ

入試で生かせる「キミのチカラ」はこれ! ここで「キミのチカラ」を診断!各項目の詳細もわかるよ
学業推薦なら、「評定平均値」の高い人が有利。志望校の成績基準をクリアしていることが必須条件だ。また、推薦入試は高校生活で発揮されるチカラ全般が評価の対象となる。自己推薦や成績基準のない推薦の場合は、下の項目2〜6のうち、どれか1つでも「頑張った!」といえるものがあれば受験のチャンスはあるぞ。
実力を発揮できるのは、たとえばこんなキミ!
●3年間、高校での勉強を頑張ってきた
●部活動や生徒会活動に打ち込んできた
●欠席・遅刻日数が少なく、充実した高校生活を送ってきた
●学外での取り組みで、頑張ってきたことがある
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推薦入試がみるみるわかるツボ
ツボ1 「書類審査」って、いったいどんなことを審査するの?
出願時に提出した調査書などの書類をもとに選考するのが書類審査だ。評価ポイントは、大きく3つ。
●評定平均値…成績基準を設けている学校では、必須の評価ポイント。その学校の出願基準を下回ると、出願できないので要注意だ。
●出欠状況…欠席日数が少なければ、「まじめに高校生活に取り組んできた」と評価される。逆に多いと、減点の対象になるケースも。
●特別活動…部活動や生徒会活動など、授業以外で頑張ってきた活動の内容についても評価される。
ツボ2 学業成績だけじゃない!!受験生の多種多様な能力を評価。
もともと、推薦入試では調査書を重視し、成績や授業・課外活動への取り組みなどを評価してきた。特に最近では、学業成績だけでは判断できない受験生の能力を、多角的に評価する学校が増えている。出願基準は学業成績のみ、とする学校から、自己推薦書の提出や学業成績以外の活動実績を求める学校まで、実にさまざま。つまり推薦入試は、AO入試と同様に、「これだけは人に負けない!」と胸を張ってアピールできるキミにピッタリな入試方法なんだ。
ツボ3 短期大学を中心に、推薦入試の定員枠が増加している。
大学・短期大学入試の最近の傾向で目立つのは、推薦入試の定員枠増加。一般入試よりも早期に能力ある学生を確保できることから、特に短期大学で定員数や実施回数を増やしている。ますます推薦入試にトライしやすくなっているんだ。

私立短期大学の入試方法別募集人員の例

入試タイプ 指定校
推薦
公募
推薦
AO入試 一般
入試
センター
試験利用
入試
合計
募集人員 100 60 60 20 10 250

指定校推薦と公募推薦を合わせると、募集人員は160名。全体の6割以上を推薦入試が占めている。

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こんな選考タイプがあるよ
A 学業推薦
学業推薦の代表的な出願条件の例

評定平均値や学習成績概評など、学業成績に一定の基準を設けている選考タイプ。全教科の成績だけでなく、志望学部・学科に関連した特定教科の基準を設定しているところもある。書類審査のみで選考する学校もあるが、面接などの選考試験を行う学校も少なくないので、対策を練っておくことが大切だ。学校長の推薦書が必要。

合格へのカギ

学業推薦の最大のポイントは、成績基準を確認すること。志望校の成績基準を調べ、高校3年1学期までの自分の成績と見比べてみて、出願の目安にしよう。

B 自己推薦
自己推薦の代表的な出願条件の例

学校長による推薦書を必要とせず、受験生自身が自分の能力や個性を "推薦"する選考タイプ。自己推薦書をもとに選考する。学習だけにかたよらず、課外活動やその他の活動など、受験生の高校生活を幅広く評価するのが特徴。成績基準がなく「成績不問」とする学校が比較的多い。面接でなくプレゼンテーションを行う学校もある。

合格へのカギ

「自分で自分をアピールする」のが、この選考タイプの最大の特徴。今まで頑張ってきたことを、自分の言葉で表現する方法を考えてみよう。入学後のビジョンも大切だ。

C 課外活動推薦
課外活動推薦の代表的な出願条件の例

受験生の高校生活の中で、主に課外活動に出願基準をおく選考タイプ。部活動はもちろん、生徒会活動や委員会活動、学校行事での実行委員会など、高校で取り組んだ課外活動全般が評価される。中には、各種大会やコンクールでの実績を求める学校も。学校長の推薦書以外に、所属する部や生徒会などの顧問の先生による推薦書が必要だ。

合格へのカギ

課外活動に打ち込み、よりよい高校生活に貢献してきたキミにぴったり。「生徒会長としてリーダーシップを発揮」など、キミならではの活躍ぶりをアピールしよう。

D スポーツ推薦
スポーツ推薦の代表的な出願条件の例

受験生のスポーツ競技能力を評価する選考タイプで、各種競技大会での成績や記録を出願基準とする。募集する競技種目を特定し、入学後もその競技を続けることを出願の際の条件に盛り込む場合もしばしば。選考方法は面接や小論文などが多いが、中には、実際に競技能力をはかるために実技試験を実施する学校もある。

合格へのカギ

大会入賞など、競技能力を証明するものがあると有利。都道府県大会での入賞以上であればなおよい。出願資格を得たら試験の準備を行って、合格に一歩でも近づこう。

E 文化・芸術活動推薦
文化・芸術活動推薦の代表的な出願条件の例

文化・芸術活動推薦では、さまざまな文化系の活動に打ち込んだ実績を評価する。対象となる分野は、主に音楽、映像、美術、文学、書道、科学など。団体活動であれば、その団体の中で受験生が果たした役割についても問われる。コンクールなどでの入賞実績を出願基準に設け、所属する団体顧問の推薦書を必要とする学校が多い。

合格へのカギ

コンクール入賞など、実力を証明できる具体的な実績があるかどうかがポイント。団体の責任者を務めたり、「打ち込んできたことが新聞で取り上げられた」場合も、評価の対象に。

F 有資格者推薦
有資格者推薦の代表的な出願条件の例

学校が指定した資格を取得している人を対象とする選考タイプ。取得が求められる資格の種類は志望学部・学科によって異なるが、その学科の学びの内容に関連した資格である場合がほとんどだ。有資格者のみを対象とした推薦入試以外の公募推薦でも、資格取得を出願資格として盛り込む学校は多く、一般的な出願基準の一つになっている。

合格へのカギ

指定資格の基準さえ満たしていれば出願は可能。加えて、難易度の高い資格や、2級よりも1級といったように、上級資格を取得していると、合格の可能性はアップする。


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