生物生産・資源学。ってどんな学問?
生物生産・資源学は、農作物、水産生物、家畜などさまざまな生物資源の生産、保護、有効利用などを研究する学問です。
生物資源にかかわる学問としては、農学、林産学、水産学、畜産学などがあり、それぞれ体系が確立されています。しかし、植物、陸上動物、水生動物、微生物などすべての生物は、地球という大きな生態系のもとで共存し、相互に関連し合う面もあります。そのため、生物資源の保護や安定供給、高度利用を図っていくには、従来の学問の枠を取り払った総合的な研究が必要になります。そこで誕生したのが生物生産・資源学なのです。
生命科学。とどこが違うの?
生命科学は、さまざまな生物の生態、構造、機能などを解明し、生命の謎に迫る学問です。生物生産・資源学は、農作物、森林植物、水産生物などを資源として利用するために、それぞれの境界領域にも踏み込んだ研究を行うのが特色で、バイオテクノロジーも駆使しながら生物資源の生産や高度利用を追究します。
どんなことが学べるの?
生物生産・資源学は、農作物、園芸作物、家畜、森林植物、魚介類、微生物などあらゆる生物資源を対象にしています。学ぶ内容は、生物の生産から、品種改良、資源としての保護、食品への加工、流通、生産基盤の整備などがベースになります。さらに、生命体としての機能、生命体が持つ有用物質の分析と医薬品や材料などへの高度利用、生命体の機能の利用、生物生産環境や地球環境などまで学びます。バイオテクノロジーを駆使した実験や、学校が所在する地域の特性(寒冷地、暖地、森林資源が豊富、海に面している、など)を生かした研究に取り組むこともあります。
学校選びのポイント
生物生産・資源学は、内容が幅広いため専攻やコースを設けたり、科目群を設定して学んでいくスタイルが一般的です。したがって、専攻・コースや科目群などの内容を十分に調べて、何をどんなところまで学べるのか確認することが大切。また、農学など単独の学問分野と比較してみることも必要になります。
学びのトレンド
健康ブームのなか、整腸作用などがある乳酸菌の人気が高まっています。乳酸菌は、糖を分解して乳酸を出す菌の総称で、ビフィズス菌などよく使用されるものだけでも20種類ぐらいあります。また、乳酸菌が生み出す物質に、血管の収縮を防ぎ血圧を下げる可能性があることも分かってきました。まだ全貌がつかめていない乳酸菌ですが、研究の進展でさらに多様な用途が開けそうです。
| 知識&技術の生かせる職場・職業 |
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| 農業試験場 |
| 食品開発・研究 |
| バイオ関連 |
| 医薬品や化粧品の研究・開発・製造 |
| 環境関連 など |
| 関連資格 |
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| 学校教員免許(理科、農業) |
| 改良普及員(農業) |
| 林業改良指導員 など |
| 関連分野・学問 |
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| 農学 |
| 農芸化学 |
| 林産 |
| 水産 |
| 畜産・酪農 など |
| 学べる学科 |
|---|
| 生物生産学科 |
| 生物資源学科 |
| 生物応用化学科 |
| 環境生物科学科 |
| 食料生産科学科 など |





















