生物工学。ってどんな学問?
生物工学は、生命体が持つ機能や生命体に含まれる物質の活用を、遺伝子や細胞の操作も含めて研究する学問です。
生命体は、人工物が到底およばないような優れた機能を持っています。また、生命体はそれ自身のなかに有用な物質を含んでいたり、つくり出したりします。そうした生命体が持つ機能や物質を、機械や情報処理システムの開発、エネルギー生産、環境浄化、新材料の製造、医薬品の創製などに応用していくのが生物工学の役割なのです。そして、研究手法として遺伝子や細胞を操作するバイオテクノロジーを活用することが特色になっています。
生物生産・資源学。とどこが違うの?
生物生産・資源学は、主に農作物、水産生物、森林資源、畜産動物などの生産や品種改良などを研究する学問です。しかし生命体の持つ機能や物質の有効利用についても研究していて、その内容は生物工学と共通性があります。生物工学では、生命体の機能や物質の利用をより専門的に追究していくのが特色です。
どんなことが学べるの?
生物工学で学ぶ内容は、生命現象、遺伝子、細胞などの分野に大別されます。生命現象の分野では、生命体の構造と機能を分子レベルで解明するため、タンパク質の分子構造や変化のしくみ、分子レベルでの生命体の操作などを学びます。遺伝子の分野では、遺伝子の本体であるDNAを操作して生命体に新たな性質を付け加えたり、有用物質の開発を図る方法などを学びます。細胞の分野では、細胞レベルでの生命現象を学ぶとともに、細胞培養や細胞融合などの操作方法、さらに細胞の改質や物質生産に利用する方法などを学びます。どの分野も多彩な実験・実習を行います。
学校選びのポイント
生物そのものについて学びたい場合は、生命科学、生物資源の利用に関心があるなら農学関連の学問も候補になるので、まず、どの学問が適しているか考えてみましょう。生物工学の場合は、遺伝子分野、細胞分野など学校によって重点を置く分野が異なるので、研究室の内容まで調べてみましょう。
学びのトレンド
生物工学分野では、生物による環境浄化も重要なテーマです。微生物を用いることが多いのですが、植物でホルムアルデヒドを浄化する研究も行われています。シックハウス症候群の原因物質の一つであるホルムアルデヒドを吸収し、酸素だけ放出する植物を遺伝子操作で開発しようという研究です。やがて、部屋に彩りを与えつつ健康も守ってくれる植物が登場するかもしれません。
| 知識&技術の生かせる職場・職業 |
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| 医薬品・化粧品関連 |
| 食品・酒造関連 |
| 製薬会社 など |
| 関連資格 |
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| 学校教員免許(理科) など |
| 関連分野・学問 |
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| 生命科学 |
| 薬学 |
| 農芸化学 |
| 生物生産・資源 |
| 畜産・酪農 など |
| 学べる学科 |
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| 生物工学科 |
| 生命情報工学科 |
| 遺伝子工学科 |
| 生物化学工学科 |
| 医用生体工学科 など |





















