船舶工学。ってどんな学問?
船舶工学は、各種の船舶や海洋設備を設計、製造する技術を研究し、海洋環境の保護にも取り組む学問です。
人類は古代から海とともに生きてきました。海は、食糧や交通路を提供するとともに、水の循環、二酸化炭素の吸収と酸素の放出などによって人類の生存を支えてきたのです。船舶工学は、その海を利用するために、大型客船やタンカー、ヨットなど船舶の建造、海洋設備機器の開発、海洋空間の活用方法などを研究しているのです。さらに、利用するだけではなく、海洋環境を調査し、その保護を図ることにも力を注いでいます。
商船学。とどこが違うの?
商船学は、船舶の構造やエンジンなども研究対象にしますが、主に船舶を運航する方法について研究する学問です。それに対して船舶工学は、実際に船舶を設計し製造するための技術を研究します。さらに船舶だけでなく、海底資源採掘などにかかわる設備、海洋環境などまで幅広く研究するのが特色です。
どんなことが学べるの?
船舶工学で学ぶ分野は、いくつかに分かれています。流体に関する分野では、船舶や海洋構造物が流体(この場合は水)によってどのような力を受けるかということや、そのなかで船舶を推進させる方法などを学びます。構造分野では、船舶などの構造とその強度、安全性などを学びます。システム分野では、船舶などの設計、設備や装備、さらに海洋ロボットなど各種機器のしくみなども学びます。生産に関する分野では、船舶などを建造するための材料や接合法などを学びます。また、環境分野では、海洋環境の分析や保護、海洋空間の有効利用などを学んでいきます。
学校選びのポイント
船舶工学を専門に学べる学科は多くないので、すべての学科のカリキュラム、科目、研究室のテーマなどを詳しく調べて、それぞれの特色を理解しましょう。また、船舶の動力部分や海洋ロボットなどは機械工学の学科でも学べるので、船舶全体を学びたいか、特定分野を詳しく学びたいか考えてみましょう。
学びのトレンド
船舶の操縦性能は、航行の安全性や運航効率にかかわる重要な問題です。そして、操縦性能は船体の形状と密接な関係があるので、設計時点から十分に配慮することが求められています。そのため船舶工学分野では、船体の形状と運動性能や操縦性との関係や、設計時点で操縦性能を推定する方法についても研究を進めていて、より安全でより操縦しやすい船舶の実現をめざしています。
| 知識&技術の生かせる職場・職業 |
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| 造船・重機械工業 |
| 海運関連 |
| 船舶職員 など |
| 関連資格 |
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| 海技士 など |
| 関連分野・学問 |
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| 機械工学 |
| 電気・電子 |
| 材料工学 |
| 商船学 |
| 資源工学 など |
| 学べる学科 |
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| 船舶工学科 |
| 海洋システム工学科 |
| 船舶海洋工学科 など |





















