原子力学。ってどんな学問?
原子力学は、エネルギー開発を主に原子力の利用によって行うことや、原子力を医療や工業などに応用していくことを研究する学問です。
原子力の有効利用は、原子核の分裂反応を利用した原子力発電分野と、放射線を病気の診断や治療に活用する医療分野に大別されます。さらに、材料の性質を変えたり加工することや、計測、分析など工業分野への応用も進んでいます。原子力学は、こうした原子力利用の高度化を研究するとともに、新エネルギーとして、て、核融合などの研究にも取り組んでいます。
資源工学。とどこが違うの?
資源工学は、鉄などの鉱物資源、石油など化石燃料資源の探査、採掘、精錬・精製などを研究する学問で、原子力のもとになるウランも対象になります。原子力学は、主にそのウランを原材料として、電力エネルギーをつくり出す方法や、放射線を医療分野や産業に役立てていくことを研究しています。
どんなことが学べるの?
原子力学では、まず原子、電子、中性子などミクロな粒子(量子)の動きや反応などについて学び、そのうえで原子核の分裂によってエネルギーを取り出す方法を学びます。そして、原子炉のしくみ、原子炉の材料、原子炉をどのように制御するか、核燃料の処理など原子力発電全体について学んでいきます。さらに、核融合(核分裂の逆で原子核を融合させる)によるエネルギー開発も学びます。また、放射線を病気やケガの診断に利用する方法、放射線を治療に応用する方法、工業の場で放射線を計測や材料の改質に利用していく技術なども学びます。
学校選びのポイント
原子力学は、学べる学校がある程度絞られています。したがって各校ごとに学べる内容を詳しく調べ、特色をつかむことが大切です。また、発電に関心がある場合は、電気・電子工学も候補になり、原子そのものに興味がある場合は、物理学が候補になるので、何を学びたいか考えてみましょう。
学びのトレンド
ここ数年、原子力発電に積極姿勢を見せる国が増えて「原子力ルネッサンス」と呼ばれる状況になっています。その背景にあるのは地球温暖化。二酸化炭素の排出量を抑制するため原子力発電所の建設計画が活発化しているのです。ただ、原子力発電には究極の安全性が求められます。安定した電力供給と安全性を両立させていくため、この分野の研究は重要性を増しているのです。
| 知識&技術の生かせる職場・職業 |
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| 電力会社 |
| エネルギー関連 |
| 医療関連 など |
| 関連資格 |
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| 放射線取扱主任者 |
| 原子炉主任技術者 |
| 核燃料取扱主任者 |
| 環境計量士 など |
| 関連分野・学問 |
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| 物理 |
| 応用物理 |
| 電気・電子 |
| 材料工学 |
| 保健 など |
| 学べる学科 |
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| 原子力安全工学科 |
| 原子力技術応用工学科 など |





















